クラウドワークロード保護プラットフォーム(CWPP)は、クラウドとオンプレミスのワークロードの脅威を軽減します。
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クラウドワークロード保護プラットフォーム(CWPP)とは、クラウドソフトウェア内部の脅威を検出および除去するセキュリティツールのことです。CWPPは、自動車のエンジン内部の欠陥や故障を、それらがさらなる損傷を引き起こす前に特定する自動車整備士のようなものです。ただし、自動車ではなく、クラウドサービスの内部を検査します。CWPP は、オンプレミスの物理サーバー、仮想マシン、サーバーレス機能など、さまざまなワークロードを自動的に監視します。
コンピューティングにおいて、ワークロードとは、ある程度の量のメモリとコンピューティングパワーを使用するプログラムやアプリケーションのことを指します。クラウドコンピューティングでは、ワークロードはまさにそのようなものですが、クラウドプロバイダーによって遠隔地からホストされています。
かつては、すべてのワークロードは物理マシン上で動作していました。しかし、クラウドコンピューティングの時代には、ワークロードは多くの異なる抽象化レイヤーの上で実行されます。
「抽象化レイヤー」とは、高レベルの機能が低レベルの機能とやりとりするポイントのことで、高レベルの機能とやりとりする誰かまたは何かが、通常は低レベルの機能を意識しないように分離されています。例えば、ほとんどのユーザーはコンピュータのプログラミング方法を知りませんが、それでもコンピュータを使うことはできます。これは、関係するプログラミング言語がGUIやユーザーフレンドリーなアプリケーションを使うことで抽象化されているためです。
クラウドコンピューティングにおける抽象化レイヤーは、クラウドサーバーをより効率的に使用することを可能にしました。例えば、仮想マシンは、基盤となるサーバーのハードウェアを抽象化するものです。1台の物理サーバ上で複数の仮想マシンを動作させることがでるため、複数のクラウド利用者が同時にサーバを使用することが可能になります。
しかし、こうした複雑な抽象化レイヤーは、クラウドコンピューティング、特に使用されているさまざまなクラウドワークロードのセキュリティを確保する上で、複雑さを増すことにもなります。
| 種類: | サービスモデル: | 抽象化の場所 | ホスティング場所: | 環境: |
|---|---|---|---|---|
| サーバー | セルフホスト型 | 物理ハードウェア | オンプレミス | 自社ハードウェア |
| 仮想マシン | IaaS、PaaS、SaaS | ハイパーバイザー | クラウドまたはオンプレミス | 自社の仮想ハードウェア |
| コンテナ | IaaS、PaaS | OSのカーネル | クラウド | 自社のOS |
| サーバレス機能 | FaaS | プロバイダーによって異なる | クラウド | プロバイダにって異なる(CloudflareはChrome V8を使用 )。 |
これらの異なる場所でワークロードを実行する場合、使用されるリソース、場所、環境によって大きく異なります。これらを保護することは、オフィス、個人宅、駐車場のすべてを同時に保護しようとするようなものです。1つでこれら3つの状況すべてに対応するセキュリティアプローチはありません。例えば、駐車場にはゲートが必要になり、オフィスには警備員が必要になり、自宅には防犯ベルが必要になります。
同様に、これらの異なる種類のクラウドインフラストラクチャはすべて、抱えているセキュリティニーズが若干異なります。例えば、仮想マシンは物理マシンと同じように機能し、同時にいくつでもアプリケーションを実行することができます。仮想マシンでは、悪意のあるアプリケーションを正規のアプリケーションと同時に実行することが可能です。一方、コンテナでは1つのアプリケーションしか実行できないため、悪意のあるアプリケーションが実行されていないことを確認することよりも、そのアプリケーションが侵害されているかどうかを特定することの方が重要になります。
しかし、CWPP は、これらすべてのタイプのインフラストラクチャの脅威、特にマルウェア、脆弱性、および未承認のアプリケーションを検出し、除去するものです。
世界的なリサーチ&アドバイザリ企業であるガートナーによると、CWPPは以下の8つの機能で定義されています。
CWPPは、物理サーバー、仮想マシン、コンテナー、サーバーレス機能など、あらゆる種類のワークロードにこれらの機能を適用することができます。
CWPPはさまざまなワークロードに対応できるため、複数のクラウドに分散しているインフラストラクチャの保護に理想的です。複数のパブリッククラウドを組み合わせたマルチクラウドや、パブリッククラウドとプライベートクラウドやオンプレミスインフラを組み合わせたハイブリッドクラウドなどには、さまざまな種類のワークロードが含まれます。CWPPは、組織がこれらのワークロードにあるクラウドセキュリティのリスクの確認と分析を簡単に一か所で行える「シングルペイン(1 枚ガラス)」を提供します。
クラウドセキュリティポスチャー管理(CSPM)は、さまざまなクラウド上に展開されているサービスを保護するための自動化ツールの一種です。主な違いは、CSPMは外部で、クラウドの不適切な設定やコンプライアンス違反を探すのに対し、CWPPは内部で、クラウド上で動作するソフトウェア内部の脅威を探すという点です。
CWPPは、クラウドベースのソフトウェア内の脅威を特定し排除するために設計されたセキュリティツールです。クラウドサービスの内部動作を監視し、脆弱性やマルウェアを検出します。対象は、物理サーバー、仮想マシン、サーバーレス関数など、あらゆる環境に対応しています。
クラウドコンピューティングにおける「ワークロード」とは、クラウドプロバイダーがホストする遠隔地にあるメモリや計算能力を使用して動作するプログラムやアプリケーションのことを指します。これらのワークロードは、仮想マシン、コンテナ、サーバーレス関数など、さまざまな抽象化レイヤー上で動作します。
その理由は、環境ごとにセキュリティ要件が異なることにあります。たとえば、仮想マシンは複数のアプリを同時に動かせるため、正規のアプリと並行して悪意のあるアプリが実行されていないかを精査する必要があります。対照的に、コンテナは通常1つのアプリケーションしか実行しないため、そのアプリケーションが侵害されていないことを確実にすることが優先されます。CWPPは、これらの多様な環境を保護するための統合的な方法を提供します。
CWPPは、コードが本番に入る前に欠陥を発見する「脆弱性管理」、攻撃者がネットワーク内を自由に動き回れないように分離する「マイクロセグメンテーション」、「マルウェア対策スキャン」など、主要なセキュリティ機能を提供します。
組織が複数のクラウドプロバイダーや、プライベートとパブリックインフラ環境を組み合わせて使用している場合、CWPPは単一の管理画面として機能し、セキュリティ担当者にすべてのワークロードとロケーションのリスクを1か所から分析できる中央集中型のビューを提供します。
主な違いは、それぞれのツールが脅威をどこで検出するかにあります。CSPMはクラウド環境の設定ミスやコンプライアンスの問題をチェックする外部ツールである一方、CWPPはソフトウェアやワークロード本体内部の脅威を検出することに重点を置いた内部ツールです。
[CWPPとCSPMがそれぞれどこを守るかを比較した図]ネットワークセグメンテーションとは、ネットワークをより小さな孤立したセクションに分割することです。CWPPを使用してマイクロセグメンテーションを実装することで、組織はネットワークの一部が侵害されても、攻撃者がシステム全体に容易にアクセスできないようにすることができます。
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